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ヘルニアの新しい治療法

若い人も注意が必要

先生

ヘルニアとは体内の器官が本来あるべき場所からはみ出してしまっている状態のことを指す言葉で、脱腸などもこれに含まれます。しかし一般的な知名度が最も高いのは、椎間板ヘルニアです。椎間板とは、背骨を構成する椎骨の間にあって曲げ伸ばしなどの際に一種のクッションの役割を果たしている軟骨組織です。この椎間板が外に飛び出してしまい、神経を圧迫することで痛みなどを引き起こすのが椎間板ヘルニアです。椎間板ヘルニアが起こる原因として最も多いのが、加齢に伴う椎間板または骨の変性です。つまり簡単に言えば一種の老化現象ということになります。ただ、若い人であっても注意が必要です。というのも、重い荷物を運ぶなどの作業を長期にわたって続けていると、若年でも発症するおそれがあるからです。

身体に負担の少ない手術

椎間板ヘルニアは、軽度の場合は保存療法によって患部を安静に保っておく改善します。これは、時間が経過するにしたがってヘルニアが引っこんで元の状態に戻ることがあるからです。保存療法によっても改善が見られない場合は、はみ出した部分を除去することになります。これには外科手術によってヘルニアを摘出する方法のほか、レーザー治療によって蒸散させる方法などがあります。レーザー治療は、患部にレーザーファイバーを挿し入れ、椎間板内部のゼラチン質の一部をレーザーの熱で焼失させることによって圧力を和らげ、ヘルニアを引っこませるというものです。すべての症状にレーザー治療が適用できるわけではありませんが、外科手術に比べると身体への負担が少なく、日帰り手術も可能ということで近年ではレーザー治療を選択する人の数が増えてきています。